子育て本を読もう。「ありのまま子育て やわらか母さんでいるために」

最近読んだ子育て本をご紹介します。

タイトルに惹かれた「ありのまま子育て やわらか母さんでいるために」。

子育て本というと育児にまつわるアレコレを指南するものも多いですが、この本は違います。

育児で凝り固まったママの心をほぐしてくれる優しさに溢れているのです。

著者の井桁さんは保育の専門家。そしてご自身も2人の子育て経験があるお母さんです。

それゆえ本の内容だけでなく語り口からも、読んでいるママに寄り添い、そっと支えてくれるような優しさを感じます。

育児は日々、悩んだり焦ったりのオンパレード。自分がりきみ過ぎていると感じたら、その度に開きたくなる本です。

産前・産後のママへのメッセージから、かつての自分を振り返る

「子育て」とあるから、生まれてしばらくしてからの育児に関するお話だけなのかと思いきや、1章は「産前産後のあれこれ」。

いやぁ、息子の産まれる前にこの本を読んでいたかった!

私は息子が生後4か月の時に焦って仕事に復帰しました。でも「仕事をしたいというのは自分のワガママでもあるから、育児のことで極力夫に負担はかけまい!」と、息子が保育園に入るまで意固地になっていたタイプです。苦笑(詳しくは過去記事→仕事と育児の両方を選んだ私の話①) )

井桁さんによれば、それは産後のお母さんによく見られる思考なのだそう。

(以下抜粋)

「…産後に”不思議な行動”を取ってしまうお母さんたちを保育者として見てきたからかもしれません。(中略) “不思議な行動”というのは産後の「ぼーっとする頭の自分」に焦りを感じたり、我慢できずに子育て以外の色々なことを頑張ってやろうとしてしまうことです。」

(抜粋おわり)

かくいう井桁さんご自身も、お子さんが生後3か月の時に復職なさっています。

井桁さんは、決して産後に頑張ってしまうママたちを批判しているわけではなく、産後のママは心身が不安定になりやすいから、「周りの人に助けてもらいながら、おおらかに育児を楽しもう!」というメッセージを発信されているのです。

私ももう少し早くこの本を読んでいたら、より穏やかな気持ちで日々を過ごせていたのかもしれません。

子供への声のかけ方を考えさせられる

子育てをしていると、ついつい「“親”でいなくては」「子供を導かなくては」と気負ってしまいます。

でも、大人だって間違うことはあるし、感情的になってしまうことはあります。

そんな時には、親が自分の失敗をきちんと認め、子供に謝ることも大事なのだと井桁さんは書かれています。

何より、そういった親の言動が子供のお手本となり、子供自身も素直に失敗を認めて謝れる人になるのだそうです。

これには本当に納得。

息子が2歳近くになり、つくづく自分の言動が子供に多大な影響を与えているのだなぁと感じることが多くなったからです。

声のかけ方一つで、子供の思考や感じ方、そして今後の成長の仕方は変わっていく…そう考えると、親の責任は重大なように思えます。

でも、井桁さんは、「大人だから」「親だから」という上から目線の声がけではなく、一度子供と同じ目線に立つというスタンスを取ることを勧められています。

そうすることで、子供なりの考えや感じ方を子供自身の口から聞くことができて、叱ろうと思いきや逆に子供の成長を感じられる喜びに変わることもあるようです。

私も、これからますます言葉でのコミュニケーションが増えてくるであろう息子への声がけの仕方を、いま一度考え直してみようと思いました。

子供の失敗やイタズラとの向き合い方

月齢が進むにつれ、子供の興味はどんどん広がり、イタズラも増えてくるもの。

我が子も、お絵かきクレヨンを部屋中に投げ散らかしたり、食事中にコップのお茶におかずを浮かべて観察してみたり。ラグに牛乳をこぼすことも日常茶飯事です!

私は基本的に、息子が失敗をしてもあまり叱らないスタンス。その代わり、他人に迷惑をかけたり、危険な行動をしたりした時は、きちんと叱るようにしています。

でも時々、「本当にこのままで乱暴な子や聞き分けのない子にならないだろうか?」と不安になってしまうことがあります。

また、自分に余裕があまりない時は、つい感情的に怒ってしまうことも…

この本の中に、数人の親子のエピソードとともに、こんな記述を見つけました。

(以下抜粋)

…一見、とんでもないことのように見える子どもの行為は、すごい研究心の表れだったり、大人が気づくことのできない発見が隠れていたりします。」

子どもを大人が教えた通りにさせるよりも、失敗の経験の方が、はるかにたくましく考える力が身につきます

(抜粋おわり)

これを読んで少しホッとしたと同時に、日常的に息子が自ら考え、挑戦し、その経験を通して試行錯誤する時間を、親である私たちが奪ってしまってはいないかを改めて見直そうと思いました。

親が先回りして教えてあげることが全てではないのですね。

この本を読んで、子供の持っている可能性の大きさに気付かされました。

胸に刻みたくなる、最終章。

私が個人的に最も大切だと感じたことは、この本の最終章に凝縮されていました。

興味のある方には実際に読んでいただきたいので詳しくは書きませんが、上述した失敗論につながるお話です。

ここに書いてあることを胸に刻んで、これから20年近く続くであろう子育てに励んでいきたいと思います。

いい本に出会えてよかったー!

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